ドローンは空撮や映像制作の道具として注目を集めていますが、バイクでツーリングする人にも魅力的なガジェットです。ツーリング先の絶景を空から撮影できるほか、SNSやVlogでの発信にも活かせるのがポイント。ここではドローン活用のメリットやおすすめの機種、注意点をまとめます。
ドローンで空撮する楽しみ
上空からの絶景
通常、ライダー視点だと水平線や山の稜線を地上目線で捉えることが多いですが、ドローンを使うと高所から雄大な風景を収められます。ワインディングロードや峠を走る自分のバイク姿もドラマチックに映せますよ。
コンパクト化が進む
近年のドローンは折りたためるモデルが増え、リュックやサイドバッグに収まるサイズ感のものもあります。以前より持ち運びやすいため、バイクとの相性が良くなっているといえるでしょう。
おすすめのドローン
超軽量モデル
200g未満や250g未満のドローンは規制が比較的緩く、初心者にも始めやすいとされています。画質や安定性も年々向上していて、ツーリングの風景撮影には十分な性能を持つものがあるでしょう。
GPS搭載で自動追尾
機能によってはGPSでバイクを追尾してくれたり、自動で安定飛行を行ってくれるドローンもあります。ソロツーリング中に気軽に空撮を試したい人には便利ですが、飛行ルートや安全距離をしっかり把握し、周囲に迷惑をかけないよう注意が必要です。
ドローン撮影の注意点
法律と規制
日本国内では人口集中地区や空港周辺などでの無許可飛行が禁止されているほか、高度制限や夜間飛行の制限もあります。国土交通省の規定に沿って飛行計画を立てると安心です。観光地や国定公園でも独自のルールがある場合があるので事前チェックが欠かせません。
周囲の安全確保
バイクから降りてドローンを飛ばす場合、人が多い場所や交通量の多い道路付近は避けるのが原則です。離発着のスペースを十分確保し、突然の風や故障時に備えて、念のため人のいないエリアを選びたいですね。
バッテリーと充電
ツーリング先での充電手段をどうするかも課題です。モバイルバッテリーやバイクのUSBポートを活用するなど、バッテリーが切れないよう計画しておくとスムーズに撮影が続けられます。
バイク旅の映像が変わる
ドローンがあるとツーリング動画や写真のクオリティが格段に上がります。特に山道や海岸線を走るシーンを俯瞰で撮ると、自分のライディングと風景が一体化した迫力ある映像になるのです。SNSやYouTubeで発信すれば、見る人にインパクトを与えられるでしょう。
どんなシーンで使えるか
キャンプ場での記録
キャンプツーリングでテントやバイクが並ぶ光景を上空から撮れば、いつものキャンプサイトも全く違う雰囲気に映ります。仲間との集合写真を空撮で撮るのも面白いですよね。
峠や絶景スポット
峠道を走るバイクを追いかけるように撮影して、ヘアピンカーブや連続コーナーの全体像を収めると、走りの軌跡が視覚的にわかりやすくなります。ただ、交通の邪魔をしないように徹底して安全確保をお願いします。
旅の思い出に
特に一人旅だと、自分が走っている姿や滞在地を第三者視点で撮るのは難しいですが、ドローンを活用すれば客観的な映像を残せます。後で編集すれば、素敵な旅ムービーができあがるでしょう。
上手に使いこなすために
操作練習
いきなり絶景スポットで本番撮影をすると、緊張や不慣れでうまく飛ばせないかもしれません。広い空き地や人のいない場所でまずは操作を習得し、どの程度の速度や旋回が可能かを把握するといいです。
撮影計画を立てる
日の出や日の入りなど、光がドラマチックになる時間帯を狙うと映像が映えます。事前に地図で離着陸ポイントを選び、風や天気予報もチェックしておきましょう。
安全意識を忘れない
バッテリーの残量やGPSの受信状態など、機体のコンディションを常にチェックして安全第一を心がけてください。貴重な観光地や自然環境を損ねない配慮も大切です。
ドローンで広がるツーリングの楽しみ
バイク旅とドローンの組み合わせは、単なる移動手段と撮影ツールを越えて「旅の全体像を記録し、後から見返す楽しみ」を創り出す手段になり得ます。近年のテクノロジー進歩により、コンパクトで高性能なドローンが手に入りやすくなっているので、興味があればぜひ検討してみてはいかがでしょうか。注意点を守りつつ、安全で素敵な空撮を体験すれば、きっと新しい視点からバイクライフを楽しめるはずです。